ドラムの4wayについて知りたい方向けの記事です。
4wayの練習に関して悩む人「両手両足を別々に動かしたいけど上手くできない。手足のコンビネーションがスムーズにできない。4wayエクササイズってたまに聞くけど何のことか分からない。ドラムを上達するために何かいい練習方法ないかな~」
今回はこのようなドラムの4wayに関する悩みを解決していきます。
本記事を読むことで次のことが分かります。
- ドラムの4wayとは何か
- ドラムにおける4wayの効率的な練習方法
- 手足をコンビネーションさせるコツ
どうもみなさん、こんにちは。
ドラマーのキヨと申します。
両手両足を自在に動かしてリズムパターンを構築することはドラマーにとっての理想です。
しかし「手が足につられて動いてしまう」「利き手じゃない方の手がうまく意識と連動しない」というように両手両足を完全に分離させることは難しいです。
結論から言うと、4wayトレーニングという練習方法を確実に行えば両手両足を独立して動かせるようになります。
今回はドラムの4wayについて紹介していきます。
それではさっそく見ていきましょう!
ドラムの4wayとはどんな練習?手足を独立して動かすコツ
まずは、4wayとは何かを説明します。
4wayとは
4wayとは右手と左手、右足と左足の各パーツを独立して動かすための練習方法のことです。
4wayは略称であり、正式には「4wayインディペンデンストレーニング」や「4wayオルタネートトレーニング」となります。
ドラムは四肢を駆使して演奏する楽器です。
そのため四肢それぞれをバラバラに独立して動かす必要があります。
4wayはそのための最適な練習方法です。
4wayの具体例
譜面を使って4wayを解説します。
具体的には次のような練習になります。
四肢それぞれで違う音符を演奏します。
上の譜面を文字で説明すると次のようになります。
4wayのメリット・特長
4way練習をおすすめする理由を紹介します。
4wayは次の5つの点から非常におすすめのトレーニング方法です。
- 楽器を必要としない
- 時と場所を選ばない
- 素人でもでもできる
- プロドラマーもやっている
- それでいて効果は絶大!
「やらない手はない!」ってくらいの練習方法です。
お金がかからない上に効果は抜群なのでコスパ最強の練習かもしれません。
ドラムセットにおける4wayの効率的な練習方法
では次に、4wayの練習方法について説明します。
4wayの練習の流れ
初めから4wayを練習しても効率が悪いです。
それは4way自体の難易度が高いためです。
そこで 2way から始めて次に 3way 最後に 4way というように段階を踏んで練習していくのが効率的です。
2wayとは両手両足の内2つを使う練習法です。
3wayとは両手両足の内3つを使う練習法です。
通常、2wayは片手と右足で行い、3wayは両手と右足で行うことが多いです。
4wayの効率的な練習方法
譜面を参考に4wayの効率的な練習方法を説明します。
2way
上記の参考譜面を初めは右手のみで演奏します。
右手で演奏出来たら、今度は左手のみで演奏します。
3way
2wayができたら3wayの練習に取り掛かります。
右手から始めてオルタネート(左右交互)の手順で演奏します。
それができたら今度は左手スタートのオルタネートで演奏します。
4way
3wayができたら最後に4wayの練習です。
3wayと同じことを左足のハイハットで4分音符をキープしながら演奏します。
4分音符をキープできるようになったら、4分音符の裏や8分音符をキープしながら演奏します。
4wayトレーニングのコツ
4wayトレーニングのコツは次の4つです。
- 一打一打しっかり確認できるテンポから始める
- クリックを8分音符で鳴らすと拍を見失わずに練習できる
- ワンツースリーフォーとカウントを声に出して練習する
- ウォーミングアップのメニューに取り入れて毎日行う
特にカウントを声に出す方法は効果が高くおすすめです。
ドラムの4wayを応用!手足のコンビネーション
最後に、手足のコンビネーションについて紹介します。
手足をコンビネーションさせるコツ
4wayトレーニングの内、どこか1つ(または2つ)のパターンを固定すると手足をきれいにコンビネーションさせることができます。
両手両足をフルに使って手足のコンビネーションを演奏するという考えではなく、どこかのパーツでパターンをキープしながら4wayを演奏するという考えです。
一般的にはハイハットやライドシンバルで4分音符や8分音符などをキープしながら手足のコンビネーションを絡めていく方法になります。
手足をコンビネーションさせた例
例えば、ジャズドラムでは右手でシンバルレガートを叩きつつ、左足は2拍4拍でハイハットを踏むながら、左手と右足でフィルインを演奏することが多いです。
これは右手と左足のパターンを固定して、4wayを演奏しているのと全く同じことです。
また、ロックやポップスのフィルインにおいても同じことが言えます。
左足のハイハットで4分音符や8分音符などをキープしながらフィルイン中を叩くことがありますが、これは左足のパターンを固定して4wayを演奏しているのと同じことです。
ぜひ参考にしてみてください。
≫フィルインについてはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事【ドラム】8ビートでフィルインを叩こう!おすすめのフィルイン例
まとめ:ドラムの4wayを練習して両手両足を独立させよう!
今回はドラムの4wayについて紹介してきました。
手足それぞれの音を別々にきれいに聴かせることはドラムにおいて非常に重要な要素です。
そのための練習法として4wayトレーニングは非常に有効です。
体が動きを覚えてしまうまで繰り返し練習することをおすすめします。
最後までご覧いただきありがとうございました m(_ _)m
それではまた次の記事でお会いしましょう。
キヨでした。またね♪
本記事は以上になります。