ドラムセットの各楽器の名称について知りたい方向けの記事です。
ドラムの名称に関して悩む人「ドラムセットの各パーツの名前ってなんだっけ?初心者の頃に覚えたけど改めて名称について復習したい!それぞれの楽器の役割も教えてほしい!」
今回はこのようなドラムセットの名称に関する悩みを解決します。
本記事を読むことで次のことが分かります。
- ドラムセットの各楽器の名称
- ドラムセットの各楽器の役割
- ドラムセットの各楽器の特徴
どうもみなさん、こんにちは。
ドラマーのキヨと申します。
ドラムセットはその名前の通り、複数のドラムがセットになって構成されています。
組み合わせる楽器はドラマーが自由に選択することができます。
最適なドラムセットを組むためには各楽器の名称をはじめ、その役割や特徴を把握することが近道です。
そこで今回は、一般的なドラムセットを例に挙げてドラムセットの各パーツの名称などを紹介していきます。
結論から言うと、一般的なドラムセットの名称はこれです。
それではさっそく見ていきましょう!
【ドラムの名称】各パーツの名前をその役割と共に解説!
まずは、一般的なドラムセットを細分化して解説していきます。
一般的なドラムセット
一般的なドラムセットは大きく分けて「太鼓(ドラム)」「シンバル」「ハードウェア」の3種類から構成されています。
- 太鼓(ドラム)
①スネアドラム
②バスドラム
③ハイタム
④ロータム
⑤フロアタム - シンバル
⑥ハイハットシンバル
⑦クラッシュシンバル
⑧ライドシンバル - ハードウェア
⑨キックペダル
⑩ハイハットペダル
⑪ドラムスローン
⑫各種スタンド
ドラムセットは約12種類の楽器から構成されています。これらの楽器をドラマーは両手両足を使って演奏します。
ドラムの名称の参考動画
ドラムの各楽器のサウンドが分かる動画を参考までに載せておきます。
それでは各楽器について詳しく解説していきます。
ドラムの名称:スネアドラム
スネアドラムは他の太鼓とは異なり「スナッピー」と呼ばれる響き線が裏面に付いています。スナッピーがあることで独特の締まりのあるサウンドになります。
英語圏ではスナッピーのことを「スネアワイアー」と呼ぶことからスネアドラムという名称となっています。
スネアドラムの役割
スネアドラムの特徴
ドラムの名称:バスドラム
ドラムセットの中で最も大きく一番低い音を担当する楽器です。打面が横を向いた状態で地面にセットされ、キックペダルを踏むことで演奏します。
バスドラやベースドラム、キックと呼ばれたりします。
バスドラムの役割
バスドラムの特徴
ドラムの名称:キックペダル
バスドラムを演奏するためのペダルです。ボードを足で踏むことでビーターが連動しバスドラムを叩きます。
構成しているパーツ数が多く、ドラマーの好みに合わせてカスタマイズすることが可能です。
また「ヒールアップ・ダウン」「スライド奏法」など様々な演奏テクニックがあります。
≫おすすめのキックペダルはこちらからどうぞ。
参考記事ドラムのキックペダルでおすすめな5つを紹介!電子ドラムにも対応
キックペダルの役割
キックペダルの特徴
ドラムの名称:ハイハットシンバル
ハイハットはシンバル2枚で1セットです。ハイハットペダルを踏んだり、ドラムスティックで叩いたりと色んな奏法ができます。
歯切れのよい音を出すためにボトム側のハイハットシンバルに角度を付けたり、穴の開いたシンバルやエッジが波打っているシンバルを使用したりします。
ハイハットシンバルの役割
ハイハットシンバルの特徴
ドラムの名称:ハイハットペダル
ハイハットの下にあるペダルです。右利きドラマーの場合、右足でバスドラムを演奏するためハイハットペダルは左足で操作します。
ハイハットペダルでの開閉操作は「オープン・セミオープン・クローズ」の3つです。
開閉度合や開閉するタイミングによって音量やサスティーン(音の余韻)をコントロールします。
ハイハットペダルの役割
ハイハットペダルの特徴
ドラムの名称:ライドシンバル(トップシンバル)
シンバルの中で最も大きく分厚いシンバルです。ボウ部(シンバルの表面)をドラムスティックのチップ(先端部)で叩いてリズムを刻みます。
役割としてはハイハットと似ていますが、より金っぽいサウンドで奥行きや広がりなどを演出してくれます。
ライドシンバルの役割
ライドシンバルの特徴
ドラムの名称:クラッシュシンバル(サイドシンバル)
ドラマーから見て左奥にセットされるシンバルです。名前の通りクラッシュしたようなサウンドが得られます。
2枚以上セッティングされることもあります。その場合、大きさが異なるクラッシュシンバルを併用することで、サウンドに奥行きや臨場感を持たせたりします。
クラッシュシンバルの役割
クラッシュシンバルの特徴
ドラムの名称:ハイタム
ドラマーから見て左側のタムがハイタムです。ロータムと合わせてタムタムと呼ばれます。
ロータムより一回り小さく高い音が鳴ります。フィルインで使われることが多いですがドラムパターンに絡めて使用されることもあります。
ハイタムの役割
ハイタムの特徴
ドラムの名称:ロータム
ドラマーから見て右側のタムがロータムです。ハイタムより一回り大きく低い音が鳴ります。
タムを1つしか使わないドラマーはロータムを外してセッティングします。
ハイタム同様にフィルインで使われることが多いですが、ドラムパターンに絡めて使用されることもあります。
≫1タムにセッティングするメリットとデメリットはこちら
参考記事ドラムを1タムにセッティングするメリットとデメリットをご紹介!
ロータムの役割
ロータムの特徴
ドラムの名称:フロアタム
タムタムよりも二回り大きいタムです。名前の通り、床(フロア)の上に置いてセットします。
タムタムと似たような役割ですが、ハイハットやライドシンバルのようにリズムを刻む目的で使用されることもあります。
フロアタムの役割
フロアタムの特徴
ドラムの名称:ドラムスローン
ドラマーが座る椅子です。単にスローンと呼ばれることが多いです。
シートの大きさや形状、素材の違いなどによって多くの製品がラインナップされています。ドラムが演奏しやすいものであればOKです。
ちなみに、スローン(Throne)は玉座を意味してます。
ドラムスローンの役割
ドラムスローンの特徴
まとめ:ドラムセットの名称・役割・特徴を把握しよう!
今回は一般的なドラムセットを例に挙げて、ドラムセットの各パーツの名称と役割、特徴を紹介してきました。
≫ドラマーの役割について知りたい方こちら。
参考記事ドラムの役割とは何か?バンドの中でドラマーがやるべき事を紹介
楽器の名称をはじめ、その役割や特徴を把握することが最適なドラムセットを組むための最短距離かなと思います。
この記事で紹介したことを参考に、自分に合ったドラムセットを組んでみてはいかがでしょうか。
≫ドラムの名称を学んだ後はドラムスティックの持ち方を習得しよう!
参考記事ドラムスティックの持ち方を習得しよう!コツやメリットと共に解説
最後までご覧いただきありがとうございました m(_ _)m
それではまた別の記事でお会いしましょう。
キヨでした。またね♪
本記事は以上になります。