ドラムの左足でのリズムキープについて知りたい方向けの記事です。
左足でのリズムキープに関して悩む人「ドラマーの左足が演奏中にムダに動いているけどあれは何?左足をうまく使えるようになりたい。練習方法やコツとかありますか?」
今回はこのような左足でのリズムキープに関する悩みを解決します。
本記事を読むことで次のことが分かります。
- ドラムの左足でのリズムキープについて
- ゴーストモーションとはなにか
- 左足でのリズムキープの練習方法
どうもみなさん、こんにちは。
ドラマーのキヨと申します。
「演奏中にリズムをキープするのが難しい」そう感じているドラマーは多いのではないでしょうか?
結論から言えば、ゴーストモーションと呼ばれるテクニックを行えば簡単にリズムキープできるようになります。
ゴーストモーションは左足の強化にもつながる有用なテクニックです。
今回はドラムの左足でのリズムキープについて紹介していきます。
それではさっそく見ていきましょう!
ドラムの左足でのリズムキープ!ゴーストモーションの解説
まずは、左足でのリズムキープについて説明します。
左足でのリズムキープ
左足でのリズムキープには次の2つのやり方があります。
- ハイハットを鳴らす方法(=ペダルハイハット)
- 左足のカカトだけを動かす方法(=ゴーストモーション)
「ハイハットを鳴らす方法」はその言葉の通りで、左足でハイハットペダルを踏むだけです。
譜面にペダルハイハットの指示がない場合でも音量を抑えながらハイハットを踏みリズムをキープします。
一方、「左足のカカトだけを動かす方法」は左足のカカトだけを上下に揺らしてリズムキープします。
これがゴーストモーションです。
その際、ハイハットの開閉操作は伴わないためハイハットペダル上で貧乏ゆすりをしている状態です。
≫貧乏ゆすりを使った練習はこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムは貧乏ゆすりで練習できる!譜面とともに練習方法を解説
ゴーストモーションとは
ハイハットを鳴らさずに左足を上下に揺らしてリズムキープするテクニックをゴーストモーションと呼んでいます。
ゴーストノートと同様に音が小さく、動作が目立つためゴーストモーションと呼ばれています。
≫ゴーストノートはこちらで詳しく解説しています。
参考記事ドラムのゴーストノートとは何か?使用例から練習方法まで解説!
右利きのドラマーの場合、通常のドラムセットでの左足の役割はハイハットペダルの操作のみです。
両手や右足に比べて、左足がドラムの演奏で使用される頻度は高くありません。
そのため、余裕のある左足で基本的にはゴーストモーションを行います。
左足でのリズムキープのメリット
左足でのリズムキープのメリットは次の3点です。
- テンポキープの補助になる
- メンバー間でテンポを共有できる
- フレーズのニュアンスを表現できる
体の一部を規則的に動かすためテンポキープの補助になります。
また、ペダルハイハットを鳴らすことで各演奏者にドラマーが感じているテンポ感を共有することができます。
テンポキープやリズムの提示はドラマーの役割の一部です。
≫バンド内でのドラムの役割はこちらで詳しく解説しています。
参考記事ドラムの役割とは何か?バンドの中でドラマーがやるべき事を紹介
さらに、ハイハットの音符や音量、音色を変えることでグルーブ感やノリを色々と表現することができます。
上手なドラマーの多くがドラム演奏中に左足でのリズムキープを行っています。
「左足でリズムをキープしている=ドラムの上手い人」に見られるなんてメリットも考えられますね。
左足でのリズムキープの必要性
左足でのリズムキープはドラム演奏中に必ずやらなければならないテクニックではありません。
ただし、意識・無意識の違いはありますが多くのドラマーが演奏中に行っていることは事実です。
個人的には左足でリズムキープできるようになってから、やるやらないの判断をしたら良いのではないかと思います。
≫リズムキープに役立つ、同期演奏についてはこちら。
参考記事ドラムの同期機材と一番簡単な構築方法を解説!必要な機材とは?
ドラムの左足でのリズムキープの練習方法
続いて、左足でのリズムキープの練習方法を紹介します。
左足のリズム:4分音符
ハイハットで4分音符を踏みながら8ビートの基本パターンを演奏します。
譜面上はペダルハイハットになっていますがゴーストモーションに置き換えてもOKです。
≫8ビートについてはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムでエイトビートを叩こう!初心者でもできる練習方法を紹介
左足のリズム:8分音符
ハイハットで8分音符を踏みながら16ビートの基本パターンを演奏します。
ライドシンバルでリズムを刻むときはペダルハイハットを踏みます。
一方、ハイハットでリズムを刻むときはゴーストモーションを行うというように使い分けされます。
≫16ビートについてはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事【ドラム】16ビートの楽譜を特徴別に分類してまとめてみました!
左足のリズム:8分音符ウラ
ハイハットで8分音符ウラを踏みながらサンバの基本パターンを演奏します。
効率的に練習したい方はメトロノームを使用することをおすすめします。
≫おすすめのメトロノームはこちらで紹介しています。
参考記事ドラム用メトロノームでおすすめな3つを紹介【ドラマーの必需品】
まとめ:ドラムは左足でリズムキープしよう!
今回は左足でのリズムキープについて紹介してきました。
左足でのリズムキープはジャズやサンバ、ボサノバなどにも通用するテクニックです。
最終的には左足だけでなく体全体でリズムを感じてキープするのが理想的だと思います。
両手両足のトレーニングである4wayインディペンデンスにチャレンジしてみるのも良いかと。
≫4wayインディペンデンスはこちらで詳しく解説しています。
参考記事ドラムの4wayを練習する!両手両足をバラバラに動かすコツを紹介
最後までご覧いただきありがとうございました m(_ _)m
それではまた別の記事でお会いしましょう。
キヨでした。またね♪
本記事は以上になります。