ドラム初心者の基礎練習について知りたい方向けの記事です。
ドラム初心者の基礎練習に関して悩む人「ドラム初心者がやるべき基礎練習のメニューが知りたい。基礎練習に先立って知っておくべきことってある?基礎練習が終わったら次に何をしたらいいの?」
今回はこのようなドラム初心者の基礎練習に関する悩みを解決します。
本記事を読むことで次のことが分かります。
- ドラム初心者が知っておくべき基本事項
- ドラム初心者向けの基礎練習メニュー
- 基礎練習後にやるべきこと
どうもみなさん、こんにちは。
ドラマーのキヨと申します。
何事も基礎は大事です。ドラムにおいて基礎練習は最も大切だと言っても過言ではありません。
なぜなら基礎が正しいできていなければその後に積み上げていく応用練習もほとんど意味を成さないからです。
結論から紹介しますと、本記事で紹介するドラム初心者向け基礎練習メニューは次の5つです。
- 4つの基礎ストローク
- チェンジアップ
- アクセント移動
- ダブルストローク
- 4wayインディペンデンス
今回はこれら初心者向けの基礎練習について紹介していきます。
それではさっそく見ていきましょう!
ドラム初心者向けの基礎練習メニュー前に知っておくべきこと
ドラム初心者向けの基礎練習について説明する前に、まずは初心者の方が知っておきたい基本事項から紹介します。
≫先に基礎練習について知りたいという方はこちらからどうぞ。
初心者の方が知っておきたい基本事項は次の4つです。
- ドラムを練習するために必要な物
- ドラムの楽譜の読み方
- ドラムスティックの持ち方
- 正しいセッティングとフォーム
これらについて具体的に解説していきます。
ドラムを練習するために必要な物
ドラムの基礎練習をするために最低限必要になる物は次の3つです。
これら3つはドラム練習の3種の神器です。
ドラム練習においてはなくてはならない大切なものになります。
持っていない場合はすぐに準備しましょう。
特に電子メトロノームは基礎練習中は常に使用する勢いで使います。
ドラムを早く上達したい人にはメトロノームは必須アイテムですね。
≫ドラム初心者に必要な物についてもっと知りたい方はこちら。
参考記事ドラムの初心者に必要なものを紹介!音楽経験0でも簡単にスタート
ドラムの楽譜の読み方
ドラムの楽譜はドラム譜(どらむふ)と呼ばれます。
ドラム譜ではドラムセットの各楽器を五線譜上に配置しています。
≫ドラム譜の読み方はこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムの楽譜の読み方を総復習!意外と簡単なドラム譜の見方を解説
ドラムスティックの持ち方
ドラムスティックの持ち方は大きく分けて2種類あります。
- マッチドグリップ:左右対称の持ち方
- レギュラーグリップ:左右非対称の持ち方
初心者の方は比較的簡単なマッチドグリップから習得することをおすすめします。
マッチドグリップはさらに細かく3つの持ち方に分割されます。
- マッチドグリップ:左右対称の持ち方
・フレンチグリップ
・ジャーマングリップ
・アメリカングリップ - レギュラーグリップ:左右非対称の持ち方
自分に合った持ち方がどれかを知ることで基礎練習の効率はグンッと上がります。
≫ドラムスティックの持ち方はこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムスティックの持ち方を習得しよう!コツやメリットと共に解説
正しいセッティングとフォーム
ドラムセットはその言葉通り、ドラム(太鼓)が1つのセットになっています。
そのため各楽器を演奏しやすいようにセッティングする必要があります。
まずは基本的なドラムセットの構成とセッティング方法を覚えましょう。
≫ドラムセットについて詳しく知りたい方はこちら。
参考記事【ドラムの名称】各パーツの名前をその役割と共にドラマーが解説!
また、ドラムセットだけでなく演奏するドラマー自身も正しい体の使い方をしなければなりません。
基本的にドラムは上達するほど体にかかる負担が少なくなっていきます。
正しいフォームを習得することはドラム上達には欠かせない要素のひとつです。
≫正しいフォームについて詳しく知りたい方はこちら。
参考記事ドラムのフォームを見直す!正しいフォームを見つける2つの視点
ドラム初心者向けの基礎練習メニュー5選!地味でも効果絶大
記事冒頭でも紹介しましたが、ドラム初心者におすすめの基礎練習メニューは次の5つです。
- 4つの基礎ストローク
- チェンジアップ
- アクセント移動
- ダブルストローク
- 4wayインディペンデンス
それぞれについて解説していきます。
4つの基礎ストローク
一つ目は基礎ストロークの練習です。
ストロークとは、ドラムスティックを振ることを意味します。
スティックを振る動作は基本的には次の4種類に分けられます。
- フル・ストローク(F)
- ダウン・ストローク(D)
- タップ・ストローク(T)
- アップ・ストローク(U)
4種類のストロークは次の譜面で練習することができます。
まずは片手ずつやってみて最終的には両手同時に行います。
簡単な譜面ですが左右のスティックを振るスピードやスティックと打面との距離、手や腕の使い方などを気にすると多くの発見があります。
≫4つの基礎ストロークはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムのストロークは全部で4種類!効率的な練習方法やコツを紹介
チェンジアップ
二つ目はチェンジアップと呼ばれる練習です。
リズム感を鍛えるためにおすすめの練習メニューです。
初心者の方は最初は「4分音符→8分音符→16分音符」のチェンジアップを練習しましょう。
譜面はこちらです。
慣れてきたら下の譜面のように「16分音符→8分音符→4分音符」のチェンジダウンも併せて練習するといいかと。
さらに、3連符や5連符なども混ぜるとリズム感を養うためには効果的です。
≫チェンジアップについてはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムのチェンジアップ徹底攻略!リズム感を養う方法とコツを紹介
アクセント移動
三つ目はアクセント移動と呼ばれる練習です。
最初に紹介した4つの基礎ストロークを使って音の強弱(ダイナミクス)を表現する練習メニューです。
譜面はこちらです。
慣れてきたら3連符でアクセント移動するのも効果的です。
≫アクセントはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムのアクセントは4つのストロークだけでOK!習得のコツを解説
ダブルストローク
4つ目はダブルストロークの練習です。
ダブルストロークとは、1回のストロークで打面を2回叩くテクニックです。
初心者の方はまずは8分音符から16分音符のダブルストロークに繋げる練習をしましょう。
譜面はこちらです。
テンポは中速(bpm60~100位)から始めて徐々に速いテンポにしていきます。
ダブルストロークの2打目はバウンドしたスティックを手で拾って叩くイメージです。
≫ダブルストロークはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムのダブルストロークを綺麗に叩くコツと練習方法を紹介します
ダブルストロークをマスターすることでパラディドルといったルーディメンツにも応用できます。
≫ルーディメンツはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事【ドラム】ルーディメンツとは何か?ルーツから使い方まで解説!
4wayインディペンデンス
5つ目は、4wayインディペンデンスと呼ばれる練習です。
難しそうな名前ですが要は「両手両足をバラバラに動かそう!」という練習メニューです。
初心者の方は次の2つに取り組めば良いかと。
①上半身と下半身を別々に動かすトレーニングです。
※右足でバスドラム、左足でペダルハイハットを踏んでいます。
②右半身と左半身を別々に動かすトレーニングです。
4wayインディペンデンスの良いところは楽器を必要とせず、時と場所を選ばない点にあります。
譜面ではハイハットやスネアドラム、バスドラムを使っていますが太ももを手で叩いたり足踏みするだけでも十分に効果が得られます。
≫4wayインディペンデンスはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムの4wayを練習する!両手両足をバラバラに動かすコツを紹介
まとめ:ドラム初心者向け基礎練習の後は8ビートを叩こう
今回はドラム初心者向けの基礎練習について紹介してきました。
基礎練習はすぐに効果が実感しづらいため疎かになりがちです。
練習は本番(=ドラム演奏)を楽しむためにあります。
練習の時から”楽しむ”という意識を持てれば地味な基礎練習も毎日続けることができるかと思います。
基礎練習を覚えたら次は8ビートに挑戦することをおすすめします。
8ビートが叩けるようになると様々な曲が演奏可能になります。
実際にドラムセットを叩いて初めて基礎練習が活きてきますしね。
≫エイトビートについてはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムでエイトビートを叩こう!初心者でもできる練習方法を紹介
最後までご覧いただきありがとうございました m(_ _)m
それではまた別の記事でお会いしましょう。
キヨでした。またね♪
本記事は以上になります。