ドラムのストロークは全部で4種類!効率的な練習方法やコツを紹介

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ドラムのストロークは全部で4種類!効率的な練習方法やコツを紹介 ドラム
この記事は約7分で読めます。

ドラムのストロークの種類について知りたい方向けの記事です。

ストロークに関して悩む人「たまにドラムの音が汚いと言われる。音量のコントロールが上手くできない。ドラムを叩くと手や腕の筋肉が痛くなる。」

今回はこのようなドラムのストロークに関する悩みを解決していきます。

本記事の内容

  1. ドラムのストロークに関する基礎知識の紹介
  2. ストロークの実践的な練習方法の説明
  3. 初心者の方がつまずきやすいポイントの解説

どうもみなさん、こんにちは。
ドラマーのキヨと申します。

ドラムを演奏した時の音が汚かったり、音量のコントロールができないというのは初心者ドラマーによくあることです。

結論から言うと、これらの悩みは正しいストロークを身に着けると改善する可能性があります。

10年以上ドラムを叩いていますがストロークは打楽器で一番最大事な要素だと思っています。

今回はドラムのストロークについて「ストロークとは何か?」から説明していきます。

それではさっそく見ていきましょう!

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ドラムのストロークは全部で4種類!ストロークの基礎知識

ドラムのストロークは全部で4種類!ストロークの基礎知識

まずはストロークの意味について考えたいと思います。

ストロークとは

ドラムにおいてストロークとは、スティックを振ることを意味します。

『スティックを振ること』を考えることはドラムをいかに効率的に演奏するか考えることと同義です。

ストロークを学ぶメリット

正しいストロークを身に着けると次の3つの良いことがあります。

  1. 音量のコントロールができる
  2. きれいな音色で演奏することができる
  3. 新しいテクニックの習得がしやすくなる

1.音量のコントロールができる。

ストロークの概念ではスティックのハイト(打面からの高さ)によってドラムの音量をコントロールします。

これがストロークのポイントです。

物理的な「力」ではなく打面とスティックまでの「距離」が大事になります。

2.きれいな音色で演奏することができる

力で音量をコントロールしないので余計な力みがなくなり、効率的にドラムを演奏することができます。

ドラムは余計な力が入ったまま演奏すると音が汚く濁ります。

きれいな音色で演奏するという観点からもストロークを意識することは大切ですね。

3.新しいテクニックの習得がしやすくなる

さらに、アクセントやゴーストノート、ルーディメンツといったテクニックを身に着ける際も、正しいストロークができている人は苦労せず習得が可能です。

この他にも演奏の姿が美しくなるといた利点も考えられますね。

≫ゴーストノートはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムのゴーストノートとは何か?使用例から練習方法まで解説!

ドラムに必須な4種類のストローク

次に、ストロークの種類について説明していきます。

ストロークには次の4種類があります。

  1. フル・ストローク
  2. ダウン・ストローク
  3. タップ・ストローク
  4. アップ・ストローク

ストロークについて考える際はスティックのハイト(打面からの高さ)が大事になります。

ハイトは大きく2つに分けられます。

ハイポジション(打面から離れた位置)とローポジション(打面から近い位置)です。

打面からスティックまでの高さ(ハイト)を意識することがストローク習得の鍵です。

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ドラムの4つのストロークを詳しく解説!

ドラムの4つのストロークを詳しく解説!

それぞれのストロークについて解説していきます。

フル・ストローク

まず1つ目はフルストローク(F)です。習得難易度:★☆☆

フル・ストローク(F)の図

ハイポジションから振り出してハイポジションに戻ります。

何かものを叩いた時は自然とフルストロークになっていることが多いです。

4種類あるストロークの中でも習得の難易度は低いです。

ダウン・ストローク

2つ目はダウンストローク(D)です。習得難易度:★★★

フル・ストローク(F)の図

ハイポジションから振り出してローポジションで止めます。

4種類あるストロークの中で最も習得する難易度が高いと思われます。

勢いがついているスティックをローポジションで止めるという動作が難しいですよね。

モノを叩くと反作用で押し返される力が生まれますが、それを指や手・手首を使ってうまくコントロールします。

打面から2~3センチ(1インチ)のところでピタッと止まるように繰り返し練習する必要があります。※練習方法については後述しています。

フル・ストロークとダウン・ストロークはどちらもハイポジションから振り下ろされるストロークであるためアクセント・ストロークとなります。アクセントする音符はフル・ストロークかダウン・ストロークのどちらかで叩かれることになります。

≫アクセントについて知りたい方はこちらからどうぞ。
参考記事ドラムのアクセントは4つのストロークだけでOK!コツを解説!

タップ・ストローク

3つ目はタップストローク(T)です。習得難易度:★☆☆

タップ・ストローク(T)の図

ローポジションから振り出してローポジションで止めます。

フルストロークのローポジション版ですね。

弱弱しい音にならないように注意しましょう。

習得の難易度はあまり高くありません。

アップ・ストローク

最後の4つ目はタップストロークです。習得難易度:★★☆

アップ・ストローク(U)の図

ローポジションから振り出してハイポジションまで戻ります。

打面から得られるリバウンドを活かすイメージでハイポジションに戻します。

習得の難易度はダウンストロークに次いで2番目に高いと思います。

タップ・ストロークとアップ・ストロークはどちらもローポジションから振り下ろされるストロークであるためノンアクセント・ストロークとなります。ノンアクセントの音符はタップ・ストロークかアップ・ストロークのどちらかで叩かれることになります。
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ドラムのストロークは全部で4種類!効率的な練習方法やコツ

次に、譜面を見ながらストロークの練習方法について説明してきます。

ストロークの練習方法

4種類のストロークは次の譜面で練習することができます。

4ストロークの譜面

ドラマーにはとてもなじみの深い譜面です。

当然プロドラマーも繰り返し練習しています。

初めは片手ずつ行い、最終的には両手でできるようにしていきます。

ストローク練習のコツ

ストロークを練習する際のポイントは次の3つです。

  1. ゆっくりなテンポ(BPM40程度)で行う
  2. スティックのハイトを左右で揃える
  3. スティックの軌道を左右で揃える

非常にゆっくりなテンポで行い、一つひとつのストロークを意識しながら練習することが大切です。

その際、左右のドラムスティックのハイトや軌道が均等になるように意識します。

鏡の前で自分のフォームを見ながらやるのがベストですね。

≫フォームについてはこちらで詳しく解説しています。
考考記事ドラムのフォームを見直す!正しいフォームを見つける2つの視点

ダウンストロークとアップストロークの練習方法

最後に、初心者が躓きやすいダウンストロークとアップストロークに特化した練習方法を紹介します。

アップストロークとダウンストロークを交互に繰り返します。

ダウンストロークとアップストロークだけの譜面
ダウンストロークとアップストロークだけの譜面

非常に効果的なのでおすすめの練習方法です。

この譜面もゆっくりなテンポで、一打一打確かめながら演奏します。

慣れてきたらこちらの譜面もおすすめです。

左右交互に行うアップストロークとダウンストローク
左右交互に行うアップストロークとダウンストローク

左右交互にアップストロークとダウンストロークを繰り返します。

右手と左手で音量に差が出ないようにしましょう。

≫アップダウン奏法はこちらで詳しく解説しています。
参考記事ドラムのアップダウン奏法でハイハットを速く叩く!練習方法を解説

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まとめ:ドラムの正しいストロークを身に着けよう!

まとめ:ドラムの正しいストロークを身に着けよう!

正しいストロークを身に着けるとアクセントやゴーストノート、ルーディメンツなどの取得も容易になります。

ストロークをマスターすることがドラム攻略の近道です。

日ごろの練習メニューに4種類のストローク練習を加えてみてはどうでしょうか。

≫ルーディメンツについて知りたい方はこちら
参考記事【ドラム】ルーディメンツとは何か?ルーツから使い方まで解説!

最後までご覧いただきありがとうございました m(_ _)m

それではまた次の記事でお会いしましょう。
キヨでした。またね♪

本記事は以上になります。

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