ドラムのエイトビートについて知りたい方向けの記事です。
エイトビートに関して悩む人「ドラムのエイトビートってなに?エイトビートを叩けるようになりたい。練習方法やコツが知りたい。エイトビートのフレーズも教えてほしい。」
今回はこのようなドラムのエイトビートに関する悩みを解決します。
本記事を読むことで次のことが分かります。
- エイトビートの基礎知識
- エイトビートの練習方法
- エイトビートの参考フレーズ
どうもみなさん、こんにちは。
ドラマーのキヨと申します。
ドラム初心者さんがまず初めに習うリズムパターンがエイトビートです。
ドラムを叩いたことがない初心者さんでも1時間もあればエイトビートは叩けるようになります。
しかし、プロが叩くエイトビートと初心者のそれとでは雲泥の差があります。
今回はドラム初心者でもプロドラマーのようなエイトビートが叩けるように「ドラムのエイトビート」について紹介していきます。
それではさっそく見ていきましょう!
ドラムでエイトビートを叩こう!初心者でも分かる解説
まずは、エイトビートとは何か説明します。
エイトビートとは
エイトビートとは、4分の4拍子で8分音符を基本単位としたビートのことです。
2・4拍目にアクセントを持つバックビートのスタイルです。
エイトビートを簡単に説明すると、8分のノリが感じられるビートとなります。
※8ビートと表記されることもあります。
エイトビートの代表例
多くのドラマーが最初に覚えるエイトビートがこちらです。
ハイハットで8分音符を刻みながらバスドラムを1,3拍目に、スネアドラムを2,4拍目に叩くパターンです。
「ドン・パン・ドド・パン」という響きになります。
≫ドラム譜についてはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムの楽譜の読み方を総復習!意外と簡単なドラム譜の見方を解説
エイトビートの特長
エイトビートを習得する利点は次の3つです。
- 理解しやすい
- 汎用性が高い
- 応用が利く
4分音符や8分音符といった単純な音符から構成されているため初心者の方でも取り組みやすいです。
また、エイトビートはロックをはじめ、現代ポピュラー音楽で広く使われています。
ひとつのエイトビートのパターンを覚えるだけで演奏できる曲が沢山あります。
ハイハットの刻みを8分から16分音符にすれば16ビートに変わったりと応用が利くのもエイトビートの特長ですね。
≫16ビートについてはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事【ドラム】16ビートの楽譜を特徴別に分類してまとめてみました!
エイトビートの代表曲
エイトビートが使われている曲は世界中に数多くあります。
その中でもマイケル・ジャクソンの楽曲にはシンプルで力強いエイトビートの曲が数多くあります。
≫マイケル・ジャクソン「Beat it」の公式動画
譜面にするとこうなります。
非常にシンプルな譜面ですが、曲の雰囲気に合った演奏をするためには相当の練習が必要です。
≫ドラムの人気曲はこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムで人気な曲10選!全ドラマーがカバーすべき有名曲をご紹介
【ドラム】エイトビートの練習方法
続いて、エイトビートの練習方法について紹介します。
先ほど紹介した代表的なエイトビートを例に解説していきます。
エイトビートの練習の流れ
エイトビートを習得するときはリズムパターンを分解して覚えるのが近道です。
この譜面では次のように両手と右足を使っています。
初めは各パーツを分けて別々で練習します。
エイトビートの練習:右手のみ
まずは、右手からです。
1,2,3,4‥‥8と数えながら練習してください。←かなり重要!
ゆっくりなテンポから始めて確実にハイハットで8分音符が叩けるようにします。
≫手のアップダウン奏法はこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムのアップダウン奏法でハイハットを速く叩く!練習方法を解説
エイトビートの練習:右手と左手
次に、左手を加えます。
2拍目と4拍目は両手で同時に叩きます。タイミングがぴったりと揃うようにしましょう。
エイトビートの練習:右手と右足
続いて、右手に右足を加えます。左手は一旦お休みです。
右手と右足のタイミングが合うようにしましょう。
足は手に比べて不器用なのでバスドラムの音が遅れがちです。
エイトビートの練習方法
最後に、両手に右足を加えてエイトビートの完成です。
右手で刻むハイハットに左手のスネアドラム、右足のバスドラムを合わせてあげるイメージを持つと良いかと。
≫練習中は必ずメトロノームを使いましょう!
参考記事ドラム用メトロノームでおすすめな3つを紹介【ドラマーの必需品】
エイトビートのコツ
エイトビートのコツは次の3つです。
- ゆっくりなテンポでも叩けるようにする
- 各楽器の音量バランスに気を付ける
- アクセントとノンアクセントを使い分ける
ゆっくりなテンポでも叩けるようにするとフレーズについての理解がより深まります。
同じドラムパターンを叩いてもフレーズの理解度によって音に差が出ます。
また、ドラムセット全体の音量を10とした場合、ハイハット2スネアドラム3バスドラム5が基本的な音量バランスです。
最適な音量バランスは曲によって異なりますが、高音で鳴るハイハットの音量が大きいとただうるさい演奏になりがちです。
≫アクセントについてはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムのアクセントは4つのストロークだけでOK!習得のコツを解説
【ドラム】エイトビートのフレーズ集
最後に、エイトビートのフレーズをいくつか紹介します。
バスドラムを変化させたエイトビート
バスドラムのタイミングを変えるとフレーズの雰囲気が変わります。
1つ目は、バスドラムで4分音符で踏むパターンです。
前に前に進んでいく、エイトビートらしいパターンですね。
2つ目は、2拍ウラでバスドラムを踏むパターンです。
重厚感のあるエイトビートになります。
3つ目は、2拍ウラと3拍ウラでバスドラムを踏むパターンです。
4拍目のスネアドラムにスムーズに繋がるように演奏するのがコツですね。
4つ目は、小節を跨いでバスドラムを踏むパターンです。
エイトビートの力強い推進力と独特の浮遊感を併せ持った定番のフレーズです。
ハイハットを変化させたエイトビート
1つ目は、ハイハットの代わりにライドシンバルを叩くパターンです。
左足でハイハットシンバルを踏んでリズムキープする事がポイントです。
≫ドラムの4wayについてはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムの4wayを練習する!両手両足をバラバラに動かすコツを紹介
2つ目は、4拍ウラでハイハットをオープンするパターンです。
フレーズがまるで生きて呼吸しているかのような印象になります。
3つ目は、ハイハットオープンで演奏するパターンです。
エイトビートで荒々しさを表現できます。
ハイハットの開き具合を調整することで印象はガラッと変わります。
スネアドラムを変化させたエイトビート
4拍目のみスネアドラムを叩くパターンです。
2拍目でスネアドラムを叩かないことにより、フレーズにゆったりとした幅を持たせることができます。
≫さらにリズムパターンを知りたい方はこちら。
まとめ:ドラムでエイトビートを叩こう!初心者から中級者へ
今回はドラムのエイトビートについて紹介してきました。
エイトビートはシンプルなのでドラム初心者さんでも簡単に叩くことができます。
しかし、シンプルであるがゆえに非常に奥が深いです。
本記事がプロドラマーのようなエイトビートが叩けるようになったキッカケとなれたら幸いです。
≫8ビートのフィルインはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事【ドラム】8ビートでフィルインを叩こう!おすすめのフィルイン例
最後までご覧いただきありがとうございました m(_ _)m
それではまた別の記事でお会いしましょう。
キヨでした。またね♪
本記事は以上になります。