ドラムにおすすめのメトロノームが知りたい方向けの記事です。
ドラマーに欠かせない物のひとつにメトロノームがあります。
メトロノームは正確なテンポ感やリズム感を養うために大変重要なアイテムです。
ドラマーに限らず全ての楽器演奏者に必需品と言ってもいいくらいです。
しかし、世の中にはいろんなコンセプトのメトロノームが販売されているため、どれがドラムに最適なものか迷ってしまいますよね。
そこで今回は『目的別に3つだけ』ドラマー用のメトロノームをご紹介します。
そもそもメトロノームをどのように活用したいのかという目的に沿った話から、おすすめの3つを解説します。
それでは見ていきましょう!
ドラム用メトロノームでおすすめな3つを紹介!
まずはメトロノームの使用目的を明確にしましょう。
次のどちらに当てはまりますか?
- 練習での使用がメイン→練習サポート機能があるモデルを選択
- ライブでの使用がメイン→メモリー機能があるモデルを選択
練習用として使用する人はリズムトレーニングをサポートする機能があるものを選び、ライブでの使用を考えている人は実践的な機能があるものを選ぶ。
これだけです。
世の中には数多くのメトロノームがありますが、『振り子式』と『電子式』の2種類に分けられます。
最近の電子式メトロノームはかなり高性能で、扱いきれない程多くの機能が付いています。
ドラム用として考えるならば『電子式メトロノーム』一択ですね。
さらに言うと、練習用のメトロノームでもライブ用のものでも、ドラマーなら最低限欲しい機能があります。
それはタップ機能・リズム機能・外部出力端子の3つです。
機能名 | 説明 |
---|---|
タップ機能 | タップボタンを押すだけで簡単にテンポ設定できる |
リズム機能 | ビートを8分音符、16分音符、3連符などに設定できる |
外部出力端子 | スピーカーやヘッドフォンへ出力できる |
※注意点:振り子式のメトロノームはおすすめしません
振り子式のメトロノームは水平な場所を必要とする点や耐久性、持ち運びのしやすさ等を考慮するとドラマーには不便です。最近の電子式メトロノームには、光の点滅や振り子表示でテンポを目視できる機能があるため、振り子式メトロノームを買うメリットはほぼないです。
僕がおすすめするドラム用メトロノーム3つ
- KORG ( コルグ ) / BEATLAB mini:練習を楽しみたい方
- BOSS ( ボス ) / DB-90 Dr. Beat:多機能なメトロノームがほしい方
- BOSS ( ボス ) / DB-30 Dr. Beat:コストと機能を両立したい方
上記のとおりです。
KORGのBEATLAB miniはドラマーの練習に特化したメトロノームです。
BOSSのDB-90はDr. Beatシリーズの最上位モデルでライブでの使用も可能なメトロノームです。
詳しい比較をみていきましょう。
【KORG / BEATLAB mini】と【BOSS / DB-90 Dr. Beat】の比較
KORG ( コルグ ) / BEATLAB mini
仕様 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 82W x 82D x 27H mm |
テンポ | 30~300回/分 |
重量 | 97 g(付属電池含む) |
電源 | 単4形乾電池×2(3V) |
最大の特徴はコンタクト・マイクです。
BEATLAB mini本体に接続したコンタクト・マイクを練習パッドなどに取り付けて叩くと、BEATLAB miniがその打音を検知して微妙なテンポのズレを測定してくれます。
自分のリズム感を客観的にチェックできるトレーニング・モードを使えば個人練習の質を圧倒的に高められます。
参考動画がありましたのでご覧ください。
BOSS ( ボス ) / DB-90 Dr. Beat
仕様 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 122W×164D×37.5H mm |
テンポ | 30~250/分 |
重量 | 450g(電池含む) |
電源 | 乾電池006P/9V(6F22)×1 |
DB-90は何と言っても操作性が素晴らしいです。
テンポやリズム、ボリューム等ドラマーがいじりたい箇所を素早く簡単に調整できます。
また、別売りのフット・スイッチを接続することでスタート・ストップやメモリーのアップ・ダウンが足で行えるようになります。
ライブなどでパネルを手で操作できない場合にも使用できます。
それぞれのスペックを書いてみました。どちらもドラマーにおすすめのメトロノームですが、お金に余裕があるならBOSSのDB-90をおすすめします。
ドラマーが欲しい機能を網羅しているので、一台持っておけばメトロノームで困ることはないかと思います。
とはいえ、KORGのBEATLAB miniにも練習が楽しくなる面白い機能があるので、自分の目的に合わせて判断するのがいいかと。
両方を使ってみて判断するのもありだと思います。
【BOSS / DB-30 Dr. Beat】はだれにおすすめ?
仕様 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 61W×90D×20H mm |
テンポ | 30~250/分 |
重量 | 70g(電池含む) |
電源 | リチウム・ボタン電池(CR2032)×1 |
『シンプル・イズ・ベスト!』そんな言葉がぴったりのメトロノームです。
ドラマーに最低限必要な「タップ機能・リズム機能・外部出力端子」の3つの機能が搭載されています。
価格も安いため、初めての一台におすすめな機種です。
軽くて持ち運びしやすいのもポイント高いです。
DB-30にもの足りなさを感じるようになったら、別の機種を探すというのがベストかもしれません。
初めてのメトロノームで迷っている方はまずはBOSSのDB-30を使ってみてはどうでしょうか。
まとめ:ドラム用メトロノームは自分の好みで選べばいい
以上、3つのドラム用メトロノームをまとめてみました。
どのメトロノームも得意とする分野は違いますが、ドラマーに最適なモノなのばかりです。
まだ使ったことがない人は一度使ってみる価値ありです。個人的な感想は次のとおりです。
3つともそれぞれ価格も機能も大きさも違いますが、素晴らしいメトロノームだということが分かっていただけたかと思います。
いろいろ説明していきましたが、ぶっちゃけ最後は自分の好みで選んでいいと思います。
このメトロノームの音が好き!ということが意外と重要だったりもします。
どの製品も品質は確かなので、ぜひこの機会に試してみては。
記事で紹介したドラム用メトロノーム