おすすめのルーディメンツの教則本について知りたい方向けの記事です。
どうもみなさん、こんにちは。
キヨと申します。
今回はドラムをはじめとする打楽器に関する本に度々登場する単語『ルーディメンツ』について紹介します。ルーディメンツに関して、皆さんおそらく一度はこのような話を聞いたことがあるのではないでしょうか?
「ルーディメンツの勉強をした方がいいよ」「ウォーミングアップにルーディメンツを取り入れるべき」「ルーディメンツをドラムセットに応用しよう」などなど
今現在『ルーディンメンツ』が何なのか分からない人でも簡単に理解できるように解説しています。本記事を読むことで次のことが解決できます。
- ルーディメンツとは何か分かる。
- ルーディメンツの効率的な練習方法が分かる。
- ルーディメンツのドラムセットへの応用方法が分かる。
ドラム歴10年以上の僕がルーディメンツ習得のために最後にたどり着いた方法ですので、ルーディメンツについて知りたい方のお役に立てるかと思います。
ドラムを始めた頃の僕はルーディメンツという単語だけ聞いて「難しそうだな~」と勝手に想像してましたが、ふたを開けてみれたら拍子抜けするほど簡単でしたので皆さんもぜひトライしてみてください。
結論を先に言ってしまうと「ルーディメンツ習得には超定番の教則本を使いましょう。」ということです。
ルーディメンツには鉄板の教則本(=教科書)があります。ルーディンメンツはもともとマーチングバンドで発達した演奏技術なのですが、マーチングの本場アメリカの中学や高校においてルーディメンツの教科書として使われている教則本があります。
それがこちらです↓
本のタイトルもまさにアメリカらしい名前で「The All-American Drummer(オールアメリカンドラマー)」です。
では、この教則本について解説していきたいと思います。
【ドラム】ルーディメンツの教則本を紹介!定番がおすすめ
The All-American Drummerについて説明する前にまずは、ルーディメンツについて説明します。
ルーディメンツとは何か?
先ほども言いましたルーディメンツはもともとマーチングバンドの演奏技術でした。
マーチングとは文字通り行進(マーチ)をする団体のことです。数十人、時には数百人という人が同時に行進するために打楽器が担う役割は全体への信号伝達(前に進め・止まれ・テンポはどうか等)になります。その役割を達成するためにあらかじめ決めておいたフレーズを打楽器全体で使用したのです。その決まったフレーズがルーディメンツです。(※ルーディメンツの由来は諸説あり)
ルーディメンツの例をいくつか紹介しておきます。
名称:シングルストロークフォー
名称:シングルパラディドル
名称:フラム
名称:ダブルストロークオープンロール
どうでしょう?思っていたよりも簡単なフレーズだったのではないでしょうか。
ちなみに名称は覚えなくて大丈夫ですよ~
ルーディメンツ習得に【The All-American Drummer】が良い理由
The All-American Drummerが良いところは教則本なのに”教則本らしくない”ところです。と言いますのもこの本は150の楽譜のみで構成されてます。文章は一切書いてないので英語ができなくても全く問題ありません。
The All-American Drummerに記載されている譜面にはルーディメンツが散りばめられています。ルーディメンツを練習するのではなく演奏しながら覚えられるのです。これはこの教則本が教科書として使われる最大の要因です。初めの譜面は難易度がやさしいものが多いので、技術的な壁にぶつかることが少なく、楽しく練習を進めることができます。知らず知らずのうちにルーディメンツがマスターできるのです。
ただ、「教則本には文章がないと不安だ」と思う方もいると思いますが安心してください。前にも言いましたがこの教則本はかなりメジャーなものです。ネットで検索すればその譜面の演奏上の注意点が分かりますし、YouTubeには実際に演奏している方の動画がいくつも挙がっています。もし技術的な壁にぶつかってしまったとしても目と耳で確かめながら前に進むことができます。
参考までに譜面の例をお見せしたと思います。
五線譜の下にあるローマ字は以下を表しています。
R:右手アクセント L:左手アクセント r:右手ノンアクセント l:左手ノンアクセント
どこにルーディメンツのフレーズがあるか分かりますか?一見しただけではわからないと思います。このような譜面で遊びながら上達ができます。テンポ表記もないため速さは自分で設定できます。まずは確実に叩けるゆっくりとした速度から始めて徐々に早くしていくのがポイントですよ。
ルーディメンツのドラムセットへの応用方法
さて、今までの話はルーディメンツの基礎的なことについてでした。
ルーディメンツの練習は基本的にはスネアドラムひとつで完結してしまいます。そこで次のステップとして、覚えたルーディメンツをドラムセットにどのように応用するかについて話します。
応用編になりますがやることはいたってシンプルですので、まずはトライしてみましょう♪
先ほどお見せした譜面(SOLO No.1)のアクセントの場所だけスネアドラムとは別の太鼓やシンバルを叩く、というものです。ノンアクセントは通常通りスネアドラムを叩きます。
考えられる譜面は無限大にあるかと思いますが、例えば右手はフロアタム、左手はタムタムというように初めは決めてしまう方がやり易いかと思います。
慣れてきたらアクセントではなくノンアクセントをスネアドラムから別の場所に移動させてみましょう。譜面的に移動がスムーズにできない箇所や音が音楽的ではない箇所が出てくると思いますが、あくまでもルーディメンツの応用練習ですのでいろいろな手順をどんどん試してみましょう。
まとめ:【ドラム】ルーディメンツの教則本を楽しもう!
ドラムに限らず楽器を上達するためには楽しみながら毎日続けることです。その点においてThe All-American Drummerの右に出る教則本はないでしょう。
この教則本でルーディメンツマスターを目指してみてはどうでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m
それではまた次の記事でお会いしましょう。
キヨでした。またね!
本記事は以上になります。