【ドラム】クリックをイヤホンで聞きながら叩くのはアリ?ナシ?

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【ドラム】クリックをイヤホンで聞きながら叩くのはアリ?ナシ? ドラム
この記事は約8分で読めます。

イヤホンでクリックを聞きながらドラムを演奏することについて知りたい方向けの記事です。

イヤホンでクリックを聞くことに関して悩む人「ドラム担当がイヤホンでクリックを聞きながら叩くのはアリ?イヤホンでクリックを聞きながら合奏する時に気をつけるべきことは?イヤホンはどんなタイプがベストなの?」

今回はこのようなイヤホンでクリックを聞くことに関する悩みを解決します。

本記事を読むことで次のことが分かります。

  1. イヤホンでクリックを聞きながらドラムを叩くのはアリか
  2. ドラムがイヤホンでクリックを聞いて合奏する時の注意点
  3. クリック用イヤホンはどんな物がいいか
  4. 同期演奏をするための基礎知識

どうもみなさん、こんにちは。
ドラマーのキヨと申します。

ドラムの人がイヤホンでクリックを聞きながら演奏している姿を一度は見たことがあるかと思います。

結論から言えば、イヤホンではなく”イヤモニ”を使ったモニター環境を構築した方がいいです。

イヤホンを使い続けることで最悪の場合、難聴になることもあり得ます。

そこで今回は、クリックをイヤホンで聞きながらドラムを演奏することに関して紹介していきたいと思います。

それではさっそく見ていきましょう!

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イヤホンでクリックを聞きながらドラムを叩くのはアリか

イヤホンでクリックを聞きながらドラムを叩くのはアリか

まずは「イヤホンでクリックを聞きながらドラムを叩くのはアリか?」について考えてみたいと思います。

≫本記事の結論から先に見たい人はこちらからどうぞ。

イヤホンでクリックを聞くメリットは次の2つです。

  1. 音源に合わせて演奏できる
  2. リズム感が良くなる

それぞれについて解説します。

音源に合わせて演奏できる

同期する音源がある楽曲を演奏する場合には必ずクリックを聞く必要があります。

ドラマーだけがクリックを聞く場合もありますが、メンバー全員が同じクリックを共有する場合の方が多いかと思います。

同期音源を使用するときはイヤホンでクリックを聞きながら叩くのはアリですね。※同期演奏については記事後半で詳しく紹介します。

リズム感が良くなる

クリックを聞きながらドラムを演奏することでドラマーのリズム感が良くなることが期待されます。

正確なタイム感を身に着けるためにはメトロノームを使った練習が必須ですね。

≫おすすめのドラム用メトロノームはこちらで紹介しています。
参考記事ドラム用メトロノームでおすすめな3つを紹介【ドラマーの必需品】

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ドラムがイヤホンでクリックを聞いて合奏する時の注意点

ドラムがイヤホンでクリックを聞いて合奏する時の注意点

次に、ドラムがイヤホンでクリックを聞いて合奏する時の注意点を紹介します。

具体的には次の4つです。

  1. ライブの雰囲気やノリがなくなる
  2. 高いリズム感が必要になる
  3. 常にドラマーがカウントをする
  4. 難聴になるリスクがある

それぞれについて解説します。

ライブの雰囲気やノリがなくなる

リズムキープのためだけにクリックを使用しているとクリックに音楽的な自由を制限されることになります。

演奏者同士で音楽的な駆け引きを行うことが難しくなり、ライブ感やノリといったものが失われる恐れがあります。

また、ドラマーがテンポを提示しているというよりも、クリックに合わせて演奏している感じが出てしまうこともあります。これでは観客も興覚めですね。

≫ドラマーの役割はこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムの役割とは何か?バンドの中でドラマーがやるべき事を紹介

高いリズム感が要求される

ドラムだけがクリックを聞く場合、ドラマーのみならず他の演奏者にも高いリズム感が要求されます。

ドラマーがクリックに合わせて演奏するのはもちろんですが、他の演奏者もクリックを聴いているドラマーとしっかりと呼吸を合わせる必要があります。

それができないとドラムと他の楽器隊のサウンドが上手く混ざらず、気持ちのよい演奏とはなりません。

≫リズムを強化する練習法はこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムのチェンジアップ徹底攻略!リズム感を養う方法とコツを紹介

常にドラマーがカウントをする

ドラムだけがクリックを聞いている場合、ボーカルや他のメンバーがカウントした方がいい場面でも常にドラマーがカウントすることになります。

クリック待ちの時間などがあったりすると、その場のスムーズな流れが損なわれる恐れがあります。

≫曲前のカウントについてはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムのカウントを3つに分割!やり方やコツを簡潔に解説します

難聴になるリスクがある

長時間、大きな音量に晒されると耳は損傷します。

一時的であれば問題にならないケースが多いですが、繰り返し耳を酷使すると聞こえる音の範囲が徐々に狭くなっていきます。

いわゆる、難聴という病気です。

ドラムは非常に大きな音が出る楽器なので、イヤホンで聞いているクリックの音量も大きくなりがちです。

難聴はドラマーの職業病のひとつですね。

≫ドラムの難聴についてはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事【ドラム】難聴の原因と対策のまとめ!気を付けるべき2つの難聴

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ドラムのクリック用イヤホンはどんな物がいいか

ドラムのクリック用イヤホンはどんな物がいいか

続いて、ドラマーが使うクリック用のイヤホンはどんな物がいいか紹介します。

記事冒頭でも紹介しましたが、イヤホンではなくイヤモニを使うことをおすすめします。

イヤモニとは

イヤモニとはイヤーモニターの略称のことで、ドラマーの耳に装着してクリック音や同期用の音源、周囲の音を聞くための機材です。

ドラマーにとってなくてはならない大切な機材です。

バンド練習からライブ、レコーディングに至るまですべての現場でドラマーの心強い味方となってくれます。

さらに、ドラマー自身の耳を保護するという役割もあります。

イヤホン ≒ イヤモニ

「イヤモニって要するにイヤホンと同じでしょ?」

はい、音を聞く道具という点では確かにその通りです。

僕もドラムを始めた頃はそのように思っていました。ただ、良質なイヤモニに出会ってからはドラム演奏のしやすさが段違いです。

イヤホンの場合、高級なものになると音質が良くなったりしますよね。

一方でイヤモニはある程度品質の良いものになると使用性能(扱いやすさ)が格段に良くなります。←音質にこだわったモデルもあります

ドラムの演奏用という点においてはイヤホンではなくイヤモニをおすすめします。そして可能なら定価1万円以上のものを選択しましょう。

≫おすすめのイヤモニについて知りたい方はこちら。
参考記事ドラマーのイヤモニにおすすめな3つをご紹介!shure他定番モデル

イヤモニの活用方法『同期環境の構築』

クリックを使ったドラム練習で困る事として「イヤホンでクリックを聴いているとドラムの音が聞こえない」というがあります。

逆にドラムの音を聞こうとイヤホンを外すと、クリック音が聞こえなるというジレンマに陥ります。

同期環境にクリックを取り入れることで、クリックを聞きながら外の音を拾えるためこのジレンマを解決できます。

そこで最後に、同期演奏について紹介して終わりたいと思います。

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ドラムがクリックをイヤホンで聞く⇒同期環境の構築

ドラムがクリックをイヤホンで聞く⇒同期環境の構築

イヤモニについて理解したら、同期演奏に挑戦することをおすすめします。

まずは、基本的な知識の確認からです。

同期演奏とは

同期演奏とは、オリジナルで作成した音源や市販の楽曲に合わせてドラムや他の楽器を演奏することです。

複数人で同期演奏するためには演奏者全員(最低でもドラマーひとり)が音源やクリックを聴きながら演奏する必要があります。

クリックを基準とすることで「音源」と「演奏者」を文字通り、同期(シンクロ)させることできます。

ドラムの同期環境

同期演奏するための機材を簡略的に図解すると次のようになります。

同期演奏の簡略的な機材の図解
同期演奏の簡略的な機材の図解

クリック音や作成した音源をPAやパソコンなどの機器からアナログミキサーと呼ばれる機材に送り、そこから各プレイヤーへ流す形になります。

クリック音・作成した音源 ⇒ PAやパソコン ⇒ アナログミキサー ⇒ 各プレイヤー

続いて、費用な機材について紹介します。

ドラムの同期演奏に必要となる機材

同期演奏をするために必要となる機材は主に次の5つです。

  1. クリック
  2. アナログミキサー
  3. イヤーモニター(イヤホンでも可)
  4. 各種ケーブル
  5. ケース

≫同期機材と構築方法はこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムの同期機材と一番簡単な構築方法を解説!必要な機材とは?

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まとめ:ドラムがクリックをイヤホンで聞くのは△

まとめ:ドラムがクリックをイヤホンで聞くのは△

今回はクリックをイヤホンで聞きながらドラムを演奏することについて紹介してきました。

結論としては、イヤホンではなくイヤモニを使った方が難聴になるリスクも減り演奏の質も両立できます。

同期演奏用の機材を用意してモニター環境を構築した方が効率的の良い練習ができるかと思います。

≫おすすめの電子ドラムについては知りたい方はこちら。
参考記事電子ドラムセットでおすすめなの5種類を比較した【初心者にも】

最後までご覧いただきありがとうございました m(_ _)m

それではまた別の記事でお会いしましょう。
キヨでした。またね♪

本記事は以上になります。

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