ドラムで同期演奏するために必要な機材ついて知りたい方向けの記事です。
ドラムの同期機材に関して悩む人「ドラムの同期演奏とはなにか?同期演奏をするために必要な知識や機材が知りたい。同期機材を使った環境の構築方法を教えてほしい。」
今回はこのようなドラムの同期機材に関する悩みを解決します。
本記事の内容
- 同期演奏に必要な知識を網羅できる
- 同期演奏するために必要な機材が分かる
- 同期機材を構築する方法が分かる
ドラムで同期演奏するために必要な機材や同期環境の構築方法はいくつかあります。
本記事で紹介する方法は最も簡単で安価な方法になります。
さらに「ミキサーとは何なのか?」「イヤモニとは何か?」から説明するので初心者の方でも容易に同期演奏の導入までいけると思います。
ドラム歴10年以上の僕が「簡単で安くできる同期環境はないかな?」と探してみて実際に試してみた方法です。役立つ情報をみなさんに提供します。
今回はライブやバンド練習などで重宝する、ドラムで同期演奏を行う方法について詳しく解説します。
それでは一緒に見ていきましょう!
ドラムの同期機材と一番簡単な構築方法を解説!
まず初めに、基本的なことの確認ですが同期演奏とは何かご存知でしょうか?
同期演奏とは
同期演奏とは、オリジナルで作成した音源や市販の楽曲に合わせてドラムや他の楽器を演奏することです。
複数人で同期演奏するためには演奏者全員(最低でもドラマーひとり)が音源やクリックを聴きながら演奏する必要があります。
クリックを基準とすることで「音源」と「演奏者」を文字通り、同期(シンクロ)させることできます。
ドラムの同期環境
同期演奏するための機材を簡略的に図解すると次のようになります。
クリック音や作成した音源をPAやパソコンなどの機器からアナログミキサーと呼ばれる機材に送り、そこから各プレイヤーへ流す形になります。
続いて、それぞれ機材について紹介します。
ドラムの同期演奏に必要となる機材
同期演奏をするために必要となる機材は次の5つです。
- クリック
- アナログミキサー
- イヤーモニター(イヤホンでも可)
- 各種ケーブル
- ケース
各機材について詳しく説明していきます。
クリック
リズム楽器であるドラムには欠かせないメトロノームのことです。一般的にはメトロノームのことをクリックと呼びます。
同期音源を演奏に取り入れるためには正確なテンポを刻む必要があります。そのためにメトロノームからクリック音をミキサーに送ります。
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メトロノームを使った練習で一番困ることは、イヤホンを使ってクリックを聴いているとドラムの音が聞こえないことです。
逆にドラムの音を聞こうとイヤホンを外すと、クリック音が聞こえなるというジレンマに陥ります。
同期環境にクリックを取り入れることで、クリックを聞きながら外の音を拾えるためこのジレンマを解決できます。
≫ドラム用メトロノームはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラム用メトロノームでおすすめな3つを紹介【ドラマーの必需品】
アナログミキサー
ミキサーとは、その言葉の通りで音をミックスする(混ぜる)ものです。
ドラマー側でメトロノームからのクリック音やPAさんからもらった同期音源の音量やパン(左右の音のバランス)を調整できます。
さらに、サウンドに各種エフェクトをかけたりすることも可能になります。
ミキサーにはアナログミキサーとデジタルミキサー の2種類がありますが、同期演奏用にはアナログミキサーで全然問題なしです。
おすすめのアナログミキサーはこちら↓
入力チャンネル数が4つあればどのアナログミキサーでも実使用において問題ありません。
値段が高くなると入力するチャンネル数やエフェクトの種類が豊富にあったり、音質が良くなったりしますが同期演奏するためにはオーバースペックです。
イヤーモニター
イヤーモニターは通称イヤモニと呼ばれている、ドラマーの耳に装着して音を聞くための道具です。
アナログミキサーから出力したクリック音や同期音源をイヤモニを通して聴きながらドラムを演奏します。
早い話がイヤモニとはイヤホンなのですが、イヤモニにはドラマーに必要となる機能が備わっています。
代表的な機能としては、周囲の音の遮断・耳にフィットする形状・楽器音源に最適化されたスペック・ドラマーの聴覚保護といったところです。
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参考記事ドラマーのイヤモニにおすすめな3つをご紹介!shure他定番モデル
各種ケーブル
ミキサーとクリックを接続するために次のYケーブルを使用します。
・ステレオミニプラグ(オス)-モノラルフォン(オス)×2 ケーブル長:1m程度
ミキサーとノートPCや練習スタジオにあるミキサーを接続するために次のYケーブルを使用します。
・ステレオミニプラグ(オス) – モノラルフォン(オス)×2 ケーブル長:5m程度
ミキサーとPAを接続するためにはXLR(キャノン)端子のケーブルを使用します。
通常ライブハウス等でライブをする場合、PAさんに「イヤモニを使います!」と伝えればXLRケーブルをくれます。それを直接ミキサーに繋げばOKです。
音が割れてしまう場合はXLR-TRS変換ケーブルを使用すれば解決することが多いです。
ケース
今まで紹介したすべての機材を一つにまとめておくためのケースです。
ただでさえドラムは持ち運ぶ機材が多いのでひとつのケースに収めた方が管理がしやすいです。
おすすめのケースはこちら。
ギターのエフェクター用バッグですが、今まで紹介してきたおすすめ機材をまとめるにはぴったりの大きさでした。
もともと楽器用のケースなので頑丈ですし、中に入れた機材が傷つくこともありません。また、ケースに付属してる固定用の両面テープが便利です。
さらに、ケースからいちいち機材を出さずに使用することが可能です。
まとめ:ドラムの同期演奏に必要な機材は5つ!
冒頭に紹介しました3つの内容を理解することができたかと思います。
- 同期演奏に必要な知識が一通りわかる。
→ミキサーとは音を混ぜる装置 - 同期演奏するために必要な機材が分かる。
→主に5つの機材が必要になる - 同期演奏の環境を構築する方法が分かる。
→PA-ミキサー-イヤモニ-ドラマーの流れ
この機会にぜひ同期演奏にチャレンジして楽曲の幅を広げてみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m
それではまた次の記事でお会いしましょう。
本記事は以上になります。