バンドにおけるドラムの役割について知りたい方向けの記事です。
ドラムの役割に関して悩む人「バンドの中におけるドラムの役割ってなんですか?ドラマーがやるべきことを知りたい!」
今回はこのようなドラムの役割に関する悩みを解決します。
本記事の内容
- バンドにおけるドラムの役割
- ドラマーがバンドでやるべきこと
どうもみなさん、こんにちは。
ドラマーのキヨと申します。
バンドで使用されるギターやベース、ドラムなどの楽器にはそれぞれ役割があります。
しかし「各楽器の役割を説明して!」と言われて答えられる人は少ないのではないでしょうか?
結論から先に言いますと、バンドにおけるドラムの役割は次の5つです。
- テンポをキープする
- リズムを提供する
- ダイナミクスをコントロールする
- 安心感を感じさせる
- オリジナリティを追求する
今回はバンドにおけるドラムの役割について紹介していきます。
それではさっそく見ていきましょう!
ドラムの役割とは何か?バンドの中でドラマーがやるべき事
繰り返しになりますが、ドラムには次の5つの役割があります。
- テンポをキープする
- リズムを提供する
- ダイナミクスをコントロールする
- 安心感を感じさせる
- オリジナリティを追求する
それぞれについて説明していきます。
テンポをキープする
ドラムの役割、1つ目は「テンポをキープする」です。
テンポとは楽曲の速さのことです。
通常はBPM(Beats Per Minute)で表されます。
1分間に4分音符がいくつあるかを数値で示しています。
BPM=60は時計と同じスピードですね。
さて、打楽器は次の2種類に分けられます。
- 音階のある打楽器⇒主にメロディやハーモニーを担当
- 音階のない打楽器⇒主にテンポ出しやリズムを担当
ドラムは音階のない打楽器に分類されるため、テンポの明示とテンポキープは大事な役割になります。
テンポキープはドラマーに限らず各演奏者が行うべきことです。
しかしドラムはその楽器の特性上、テンポに関する主導権を与えられることが多く責任重大な楽器と言えます。
キープと書くと一定のテンポを維持すると考えがちですが、楽曲においてはテンポチェンジの始まり~終わりまでのテンポ決めもドラムが担うことが多いです。
≫テンポキープに役立つ同期演奏について知りたい方はこちら。
参考記事ドラムの同期演奏に必要な機材とは?一番簡単な構築方法を解説!
リズムを提供する
ドラムの役割、2つ目は「リズムを提供する」です。
リズムは西洋音楽の3要素『リズム・メロディー・ハーモニー』の内のひとつです。
音と音の時間軸上での関係性を表します。
言葉にすると難しいですが、要はサンバのリズムやロックのリズム、ジャズのリズムというように各音楽ジャンルに存在する特徴的な音の配置のことです。
先ほどの『テンポをキープする』にも書きましたが、ドラムは音楽的にはリズムを担当します。
楽曲にふさわしいリズムを提供することはドラムにとって重要な役割の一つです。
ドラムと同じくリズム楽器として括られるベースもリズムを担います。
ドラムとベースの共同作業によって確かなリズムが作られているイメージです。
≫リズムパターンを知りたい方はこちらがおすすめ
ダイナミクスをコントロールする
ドラムの役割、3つ目は「ダイナミクスをコントロールする」です。
ダイナミクスとは音の強弱のことです。
バンドでは楽曲全体の抑揚をドラムが主導して演出する場合が多いです。
ドラムはアコースティック楽器であるため、技術さえあれば音量は無段階で瞬時に調整ができます。
ピアニッシモ(非常に弱く)からフォルテッシモ(非常に強く)まで自由自在に鳴らすことができます。
一方、ギターやベースはドラムと比較して強弱が付けづらい楽器です。
それはギターやベースがエレキ楽器である点や楽器の構造上、音の強弱を演奏中にコントロールすることが難しいからです。
楽曲のダイナミクスをコントロールすることもドラムの大切な役割になります。
≫ドラムのアクセントはこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムのアクセントは4つのストロークだけでOK!習得のコツを解説
安心感を感じさせる
ドラムの役割、4つ目は「安心感を感じさせる」です。
今までのドラムの役割は音楽的な役割について説明してきましたが、この役割は人間的な役割になります。
音楽は基本的には人が演奏して作ります。
人が演奏するのでどうしてもその時の感情や身体の状態に影響されます。
他の演奏者が心から安心してテンポやリズムに身をゆだねられる環境を提供することもドラムの役割です。
気分が乗らない、演奏で疲れたなどの理由でテンポやリズムがぶれてしまうと他のプレーヤーは演奏に集中できなくなります。
忘れられがちですがバンドを続けるうえでは大変重要な要素ですね。
オリジナリティを追求する
ドラムの役割、最後は「オリジナリティを追求する」です。
ドラムほど音に個性が出る楽器は他にありません。
動物の皮や金属の板を木の棒で叩いて音を出すという超シンプルな構造だからです。
性別や体格、演奏時の健康状態、好きな音楽、演奏中何を考えているか、などなどあらゆる要素が音に影響します。
それゆえに、ドラマーなら自分だけのドラムというものを追求するべきであり、それがひいては人がドラムを演奏する意味に繋がります。
考えてみてください。今まで紹介したドラムの役割は打ち込みのドラムで事足りるのではないでしょうか?
最近の技術革新はすさまじくパソコンの打ち込み音源であっても本物のドラムと遜色ない音が出せます。
ドラマーの役割とは、音楽的な要素に人間的なオリジナリティを付与することにあるのかなと思います。
ぜひ自分だけのオリジナリティを追求してみてください。
≫ドラムのプロを目指す方法はこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムでプロを目指す!プロになるには〇〇と△△が必要です【必見】
まとめ:ドラムの基本的な役割は5つ!
本記事ではドラムの役割について紹介してきました。
以下の5つはドラムを演奏する上でもとても大切な要素になります。
暗記する勢いで覚えてしまいましょう。
- テンポをキープする
- リズムを提供する
- ダイナミクスをコントロールする
- 安心感を感じさせる
- オリジナリティを追求する
最後までご覧いただきありがとうございました m(_ _)m
それではまた次の記事でお会いしましょう。
キヨでした。またね!
本記事は以上になります。