ドラムのシャッフルビートとは|難しい?簡単にできる方法の紹介

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ドラムのシャッフルビートとは|難しい?簡単にできる方法の紹介 ドラム
この記事は約8分で読めます。

ドラムのシャッフルビートについて知りたい方向けの記事です。

シャッフルビートに関して悩む人「ドラムのシャッフルビートってなんですか?シャッフルビートについて知りたい。シャッフルビートの練習方法について教えてほしい。練習の際にコツとかってありますか?」

今回はこのようなドラムのシャッフルビートに関する悩みを解決します。

本記事を読むことで次のことが分かります。

  1. シャッフルビートの基礎知識
  2. シャッフルビートの練習方法
  3. シャッフルビートを習得するコツ

どうもみなさん、こんにちは。
ドラマーのキヨと申します。

8ビートや16ビートを習得した後にぶつかるの壁がシャッフルビートではないでしょうか?

3連符系のリズムパターンはあまり馴染みのない人にとっては取っつきにくいものです。

しかし基本的な練習方法は8ビートを習得した時と変わりません。

結論から言いますと、シャッフルビートはリズムパターンを分解することで比較的簡単に習得することが可能です。

今回はドラムのシャッフルビートについて紹介していきます。

それではさっそく見ていきましょう!

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ドラムのシャッフルビートとは|基本的な知識の説明

ドラムのシャッフルビートとは|基本的な知識の解説

まずは、シャッフルビートとは何か説明していきます。

シャッフルビートとは

シャッフルビートとは、”3連符の真ん中を休符にしたもの”を最小単位とするリズムパターンのことです。

「3連符の真ん中を休符にしたもの」はこれです。

シャッフルビートとはの譜面

音符を文字で表すと「タ・ン・タ」となります。

シャッフルビートはブルースやカントリー、ロカビリーなどのジャンルに良く登場します。

「3連符の中抜き」やスキップのように跳ねた印象を受けることから「ハネたリズム」と表現されることもあります。

一般的なシャッフルビート

一般的なシャッフルビートの譜面はこんな感じです。

この譜面ではハイハットでシャッフルのリズムを刻んでいます。

音を文字にすると「チッチ・チッチ・チッチ・・・」となります。

基本的にはハイハットで刻むことが多いシャッフルパターンですが、ライドシンバルやスネアドラム、バスドラムでも演奏されます。

≫ドラム譜についてはこちらで詳しく解説しています。
参考記事ドラムの楽譜の読み方を総復習!意外と簡単なドラム譜の見方を解説

シャッフルビートの曲

次に、シャッフルビートの有名曲を紹介します。

個人的にはシャッフルビートと言えば、Stevie WonderのIsn’t She Lovelyです。

YouTubeに動画がありましたので載せておきます。聴いてみてください。

この曲ではタンバリンでシャッフルビートが叩かれているのが分かるかと。

ドラムセットに応用する際はハイハットやライドシンバルで代用可能ですね。

シャッフルビートの省略

シャッフルビートの楽譜ではよく3連符が8分音符で代用されます。

それはシャッフルビートを3連符のまま表記すると、3という数字や休符の表記が非常に煩わしいためです。

楽譜上に次のような表記があった場合には、8分音符は3連符の中抜きとして演奏されることになります。

シャッフルビートの楽譜上の表記

例えば、次のような譜面です。

上の譜面は下の譜面と同じリズムパターンを表しています。

8分音符で代用することでだいぶすっきりとした譜面になることが分かりますね。

ハーフタイム・シャッフルとは

ついでに、ハーフタイム・シャッフルについても簡単に説明しておきます。

ハーフタイム・シャッフルとは、その名前の通りシャッフルビートのノリを半分(ハーフ)にしたリズムパターンです。

譜面にするとこんな感じです。

ハーフタイム・シャッフルと呼ばれるパターン

(♪)はゴーストノートを表しています。

≫ゴーストノートはこちらで詳しく解説しています。
参考記事ドラムのゴーストノートとは何か?使用例から練習方法まで解説!

いわゆる”半テン”と呼ばれる、1小節中のバックビート数が半分になっているシャッフルビートですね。

ハーフタイムシャッフルの曲

ハーフタイム・シャッフルで有名な曲と言えばTOTOのRosanna(ロザーナ)です。

YouTubeに公式の動画があります。

ドラマー必聴の超有名な曲ですね。

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ドラムのシャッフルビートとは|簡単な習得方法の紹介

ドラムのシャッフルビートとは|難しい?簡単な練習法の紹介

次に、シャッフルビートの練習方法について紹介します。

記事冒頭でも伝えましたが、シャッフルビートはリズムパターンを分解することが習得の近道です。

まずは、シャッフルビートを練習するときのコツを解説していきます。

シャッフルビートの練習のコツ

シャッフルビートを叩くには3連符を正確に叩けなければできません。

「みぎ手・ひだり手・みぎ手」の手順で3連符を叩けるようにしましょう。

シャッフルビートの練習のコツ

この手順で3連符を叩くと拍頭を見失いやすいです。

そんな時は足でバスドラムやハイハットを踏んでリズムキープすると良いかと。

シャッフルビートのリズムキープ練習
練習時には必ずメトロノームは使います。

初めはゆっくりで大丈夫です。確実に3連符を叩くことが大切です。

3連符に慣れていない方はできた”つもり”になりがちです。気を付けましょう。

≫ドラム用メトロノームはこちらで詳しく解説しています。
参考記事ドラム用メトロノームでおすすめな3つを紹介【ドラマーの必需品】

上の譜面ができたら次は頭拍にアクセントを付けます。

シャッフルビートの練習のコツ

アクセントは手のアップダウン奏法を使ってメリハリをつけて叩きます。

それができたら、あとは左手を抜けばシャッフルパターンの完成です。

≫アップダウン奏法はこちらで詳しく解説しています。
参考記事ドラムのアップダウン奏法でハイハットを速く叩く!練習方法を解説

基本のシャッフルビート

続いて、シャッフルビートの譜面例を紹介していきます。

まずは基本パターンから解説します。

1つ目は、2拍目の裏拍に「ドドッ」というバスドラムの2連打を踏むパターンです。

先ほど紹介したように8分音符で表記されていますがシャッフルのリズムです。

バスドラムのダブル2打目が3拍目の拍頭とズレないようにしましょう。

2つ目は、3拍目にスネアドラムを追加したパターンです。

3連符の休符となっている2打目を埋めるような意識でスネアドラムを叩きます。

2,4拍目のスネアドラムよりも音量を抑えて叩くのがミソです。

スネアドラムでシャッフルビート

次に、スネアドラムでシャッフルビートを叩くパターンを解説します。

1つ目は、すべての裏拍でスネアドラムを叩くパターンです。

スネアドラムのゴーストノートでシャッフルの雰囲気を演出しています。

2つ目は、両手でシャッフルを叩くパターンです。

ハイハットを叩く手の動きに合わせてスネアドラムも演奏します。

両手をシンクロさせて強弱を叩き分けましょう。

≫アクセントはこちらで詳しく解説しています。
参考記事ドラムのアクセントは4つのストロークだけでOK!習得のコツを解説

バスドラムでシャッフルビート

続いて、バスドラムでシャッフルビートを叩くパターンを解説します。

1つ目は、3拍目と4拍目の裏にバスドラムを踏むパターンです。

3拍目と4拍目の裏にバスドラムを踏むパターン

ハイハットが4分音符の刻みになっています。

手でのリズムの刻みが少ない分、バスドラムの跳ねたリズムを前面に押し出すことがポイントになります。

2つ目は、バスドラムでハネたリズムを表現している典型パターンです。

バスドラムでハネたリズム表現している典型パターンの譜面

常に3連符を意識しながらバスドラムで3連符裏拍を踏みます。

2,4拍目のスネアドラムをプッシュする感覚で直前のバスドラムを演奏すると良い感じに聞こえます。

シャッフルビートのフィルイン

最後にシャッフルビートのフィルインについて解説します。

シャッフルのフィルインでは3連符や6連符などが頻繁に使用されます。

こちらがフィルインの一例です。

シャッフルビートのフィルイン

3連符系のフィルインは拍頭で手順が入れ替わります。

慣れないと手順がゴチャゴチャになるため手順を確認してから叩くことをおすすめします。

基本的には休符を挟んでも「R・L・R」もしくは「L・R・L」の順番を守っていればOKです。

≫フィルインについてはこちらで詳しく解説しています。
参考記事ドラムのフィルインとは何か?役立つ具体例と一緒に解説します。

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まとめ:ドラムのシャッフルビートとは陽気で楽しいリズム

まとめ:ドラムのシャッフルビートとは陽気で楽しいリズム

今回はドラムのシャッフルビートについて紹介してきました。

シャッフルビートは難しいと思われていますが、リズムパターンを1つひとつ分解していけばそれ程難しくないですね。

食わず嫌いにならずにとにかくトライすれば案外簡単に習得できたりします。

≫もっとドラムパターンを知りたい方におすすめの教則本

≫おすすめの教則本はこちらで詳しく解説しています。
参考記事ドラムの教則本でおすすめな3冊を紹介します!初心者の方にも◎

最後までご覧いただきありがとうございました m(_ _)m

それではまた別の記事でお会いしましょう。
キヨでした。またね♪

本記事は以上になります。

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