ドラムのバケラッタについて知りたい方向けの記事です。
ドラムのバケラッタに関して悩む人「ドラムのバケラッタってなに?バケラッタってどうやるの?ドラムのバケラッタのドラムセットへの応用方法が知りたい!」
今回はこのようなドラムのバケラッタに関する悩みを解決します。
本記事を読むことで次のことが分かります。
- ドラムのバケラッタとは何か
- バケラッタの練習方法
- バケラッタのドラムセットへの応用方法
どうもみなさん、こんにちは。
ドラマーのキヨと申します。
バケラッタという単純だけど汎用性の高いフレーズがドラムにはあります。バケラッタの譜面は特に難しいわけではないですが、複雑なことをやっているように聞こえるというちょっと変わった特徴があります。一度習得するとフィルインやドラムパターンにも応用ができるため、かなりお得感があるフレーズとなっています。
今回はそんな便利なドラムのバケラッタについて紹介します。
それではさっそく見ていきましょう!
ドラムのバケラッタの叩き方を徹底解説!
はじめに、ドラムのバケラッタとは何かについて紹介します。
ドラムのバケラッタとは
バケラッタを文字で説明すると、かえって難しく感じると思うのでまずはこちらの譜面をご覧ください。
16分音符よりさらに細かい32分音符があるため、難しい譜面かなと一瞬思われるかもしれません。しかし、フレーズを分解していくと以外と簡単なので安心してください。
バケラッタは次のような16分音符をアクセントで3つずつに分けた、いわゆる「16分音符の3つ割り」の譜面を基にして考えると分かりやすいです。
このアクセント部分を32分音符2つに変えると、先ほど紹介したバケラッタの譜面になります。
ちなみに、バケラッタという言葉はフレーズの響きから来ています。日本で昔から使われている愛称ですね。
バケラッタのメリット
バケラッタのメリットは次の3つです。
- 比較的簡単に習得できる
- スピード感を演出できる
- なんだか難しく聞こえる
基本的には16分音符の譜面なので、構造さえ理解できればそれほど難しいフレーズではありません。また、単純に打数が増えているのでスピード感や疾走感も得られます。
さらに、最大の利点がなんか難しいことをしているように聞こえるという点です。コスパ最強のドラムフレーズですね。
ドラムのバケラッタは要するにルーディメンツの『ヘルタ』
先ほどはバケラッタを16分音符で表しましたが、16分音符ではなく8分音符や3連符として表現すると、ハイブリッドルーディメンツのヘルタ(Herta)と同じフレーズであることが分かります。
≫ルーディメンツについて知りたい方はこちらからどうぞ。
参考記事【ドラム】ルーディメンツとは何か?ルーツから使い方まで解説!
ドラムのバケラッタ!おすすめなかっこいいフレーズを紹介
続いて、バケラッタの練習方法について紹介します。
バケラッタの練習方法
バケラッタの練習のやり方は色々考えられますが、僕のおすすめはバケラッタの「ケ」の部分をなくして16分音符の形から練習する方法です。
RRLという手順を体にしっかりと覚えさせた後で32分音符の左手を付け足します。
32分音符裏の左手を装飾音符のようにとらえることでバケラッタを完成させます。
バケラッタのドラムセットへの応用方法
最後に、バケラッタのドラムセットへの応用方法を紹介します。
バケラッタはタムやシンバルに展開させることでメロディックなフレーズとなります。
バケラッタの「バケ」の部分をタムタムやフロアタムに割り振ったフレーズです。
バケラッタでタム回しをするフレーズです。
バケラッタを2回使った汎用性の高いタム回しフレーズです。
≫バケラッタやルーディメンツのドラムセットへの応用方法について知りたい方はこちらの記事も参考になるかと。
参考記事ドラムのルーディメンツ練習【応用編】オーケストレーションとは?
バケラッタが使われているドラムの演奏動画
3連符や足のコンビネーションも絡んでくるとより複雑になってきますが、基本的なバケラッタの形はそのままです。
また、僕の好きなドラマーのひとりであるフリーザックさんもバケラッタを好んで使用しています。
動画内ではフィルインの要所要所でバケラッタが使われているのが分かりますね。
まとめ:ドラムのバケラッタはお手軽な便利フレーズ!
今回はドラムのバケラッタについて紹介してきました。
ドラムのバケラッタはゆっくりなテンポであれば初心者の方でも容易に叩くことが可能です。その上、難解に聞こえるカッコいいフレーズなのでぜひマスターして活用したいところです。
≫フィルインの引き出しを増やすためのおすすめの教則本はこちら
最後までご覧いただきありがとうございました m(_ _)m
それではまた別の記事でお会いしましょう。
キヨでした。またね♪
本記事は以上になります。