ドラムの8ビートのフィルインについて知りたい方向けの記事です。
8ビートのフィルインに関して悩む人「フィルインって何?8ビートで使われるフィルインについて知りたい。フィルインの具体例を教えて!」
今回はこのような8ビートのフィルインに関する悩みを解決します。
本記事を読むことで次のことが分かります。
- フィルインとはなにか
- 8ビートのフィルインに登場する音符
- 8ビートで使われるフィルインの参考例
どうもみなさん、こんにちは。
ドラマーのキヨと申します。
今回はドラムの8ビートで使われるフィルインについて解説していきます。
おすすめのフィルインについて演奏時に意識していることと一緒にお伝えします。
それではさっそく見ていきましょう!
【ドラム】8ビートのフィルインとは
まずは、フィルインとは何か説明します。
フィルインとは
「フィルインとは何か?」についてはWikipediaの情報が概ね正しかったので引用します。
フィルインとは
①一定のパターン演奏を繰り返す中でパターンの最後、もしくは楽曲の繋ぎ目の1~2小節で即興的な演奏を入れ、変化をつけることを指し、楽曲のスパイス的な意味合いから日本ではオカズと呼ばれる。②ポピュラー音楽ではフィルインのフレーズが記譜されている場合もあるが、基本的に奏者のセンスに一任される。
③概ね、4小節目や8小節目の最後に入れられていることが多いが、特別な決まりはない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/フィルイン
大事な箇所にアンダーラインを引きました。
この説明の中で分からないところがある人は今一度フィルインについて知ることをおすすめします。
≫フィルインについてこちらで詳しく解説しています。
参考記事ドラムのフィルインとは何か?役立つ具体例と一緒に解説します。
8ビートのフィルインで使われる音符
続いて、8ビートのフィルインについて解説します。
≫8ビートについて知りたい人はこちらからどうぞ。
参考記事ドラムでエイトビートを叩こう!初心者でもできる練習方法を紹介
8ビートのフィルインには頻繁に使われる音符があります。
次の5つです。
基本的にはこれら5つの音符に休符が組み合わされてフィルインは構築されています。
これら5つの音符は8ビートに限らず色んなジャンルで度々登場します。
休符と一緒に形を覚えてしまいましょう。
【ドラム】8ビートで使えるおすすめフィルイン
続いて、8ビートで使えるおすすめのフィルインを紹介します。
8分音符のフィルイン
1つ目は、8分音符で構成されたフィルインです。
1小節ごとに異なるフィルインを演奏しています。
各小節ごとに解説していきます。
1小節目のフィルインはスネアドラムの2連打にフラムを付け加えたものです。
装飾音符を入れることでフィルインとしての機能を高めています。
≫フラムなどのルーディメンツはこちらで詳しく解説しています。
参考記事【ドラム】ルーディメンツとは何か?ルーツから使い方まで解説!
2小節目のフィルインは1小節目の物と同様にスネアの2連打にハイハットを加えたものです。
2打目にハイハットをオープンするとよりフィルインとして目立ちますね。
3小節目のフィルインは2打目にフロアタムを叩いたものです。
8分音符であるため一発であっても存在感が大きいのが特徴です。
4小節目のフィルインはタムでフラムを演奏することでおしゃれな感じがするフレーズです。
16分音符のフィルイン①(タカタカ)
2つ目は、16分音符で構成されたフィルイン(タカタカ)です。
各小節ごとに解説していきます。
1小節目のフィルインはタカタカの基本形です。
16分音符4つでスネアドラムを連打します。
2小節目のフィルインは3、4打目をハイタムに移行したものです。
3小節目のフィルインは3点ドラムで多用されるものです。
フロアタムを2連打します。
≫3点ドラムはこちらで詳しく解説しています。
参考記事ドラムを1タムにセッティングするメリットとデメリットをご紹介!
4小節目のフィルインはスネアドラムからスタートしてタム回しを行うものです。
16分音符のフィルイン②(タカタン)
3つ目は、16分音符で構成されたフィルイン(タカタン)です。
各小節ごとに解説していきます。
1小節目のフィルインはタカタンの基本形で16分音符2つに8分音符が付いたものです。
これは16分音符4つの内、最後の16分音符が休符となった形と同じものです。
2小節目のフィルインは3打目をハイタムに移行した形のものです。
通称タカトンと呼ばれます。
3小節目のフィルインはスネア→ハイタム→フロアタムと繋げるものです。
4小節目のフィルインは足も絡んでくるちょっと凝ったものです。
2打目の16分音符は右手でも左手でも叩くことができますね。
≫手足のコンビネーションはこちらで解説しています。
参考記事ドラムの4wayを練習する!両手両足をバラバラに動かすコツを紹介
16分音符のフィルイン③(タンタカ)
4つ目は、16分音符で構成されたフィルイン(タンタカ)です。
各小節ごとに解説していきます。
1小節目のフィルインはタンタカの基本系で8分音符に16分音符2つが付いたものです。
これは16分音符4つの内、2打目の16分音符が休符となった形と同じものです。
2小節目のフィルインは3、4打目をハイタムに移行した形のものです。
3小節目のフィルインはハイタム始まりでスネアを連打するものです。
勢いが出る感じがしますね。
4小節目のフィルインは最後にハイハットを入れたものです。
ハイハットはオープンでもクローズでもその曲の雰囲気に合わせて使い分けられます。
16分音符のフィルイン④(タタンタ)
5つ目は、16分音符で構成されたフィルイン(タタンタ)です。
各小節ごとに解説していきます。
1小節目のフィルインは、タタンタの基本系で2打目に8分音符を入れた形のものです。
これは16分音符4つの内、3打目の16分音符が休符となった形と同じものです。
2小節目のフィルインは2、4打目でハイタムを叩いたものです。
通常は左手でハイタムを叩きます。
3小節目のフィルインは2小節目のものと同様に、フロアタムも左手で演奏した方が手順は自然です。
4小節目のフィルインはバスドラムを入れたものです。
バスドラムが前のめりにならないよう注意する必要があります。
3連符のフィルイン
6つ目は、3連符で構成されたフィルインです。
各小節ごとに解説していきます。
1小節目のフィルインは3連符でスネアドラを3連打するものです。
2小節目のフィルインは3連符の最後の一打をハイタムに移したものです。
右手始まりと左手始まりの2パターンが考えられます。
3小節目のフィルインは3連符の2打目を中抜きしたものです。
シャッフルビートのリズムで跳ねた印象がしますね。
4小節目のフィルインは3小節目のフィルインから基本形につなげたものです。
6連符のフィルイン
7つ目は、6連符で構成されたフィルインです。
各小節ごとに解説していきます。
1小節目のフィルインは6連符でスネアドラムを6連打するものです。
2小節目のフィルインはスネアドラム、ハイタム、フロアタムをそれぞれ2回ずつ叩きながら移動するものです。
シンプルですが迫力のあるフレーズです。
3小節目のフィルインは6連符をあえて4打目で止めたものです。
スピード感と終止感を併せ持ったフレーズです。
4小節目のスネアドラムからタムを通って一気にバスドラムまで繋げたものです。
楽に手数を稼げてチェンジアップ狙える便利なフレーズです。
≫チェンジアップ練習はこちらで詳しく紹介しています。
参考記事ドラムのチェンジアップ徹底攻略!リズム感を養う方法とコツを紹介
まとめ:8ビートのフィルインをドラムで叩こう!
今回はドラムの8ビートで使われるフィルインについて紹介してきました。
8ビートのフィルインをマスターしたら次は16ビートにチャレンジしてみるのがおすすめいです。
≫16ビートについてはこちらで紹介しています。
参考記事【ドラム】16ビートの楽譜を特徴別に分類してまとめてみました!
≫フィルインをもっと知りたい方はおすすめの教則本
最後までご覧いただきありがとうございました m(_ _)m
それではまた次の記事でお会いしましょう。
キヨでした。またね!
本記事は以上になります。